変わり果てた「魔法の国」への違和感
昔はもっと、ただ「楽しみ」で行ける場所だったはず。
一人のファンとして感じる、最近のパークへの高い壁を感じずにはいられませんでした。
物理的・心理的ハードルの高さ
- 値上げが続くチケット
- 複雑すぎるアプリでのパス取得
スマホひとつで完結できる効率を高める一方、スマホが使いこなせない層は置いていかれる。システムの複雑さを回避するために、バケーションパッケージという公式宿泊プランはあるけれど、家族で行けば軽く40万円を超える金額に驚き、予約画面をそっと閉じた経験がある人もいるのではないでしょうか。
以前はパークで配られていた紙のマップ「TODAY」が無くなってしまったのも、経費削減などによる理由があるのも理解できるが、子供といっしょにマップを広げ「次はここ行きたい」「これ食べてみたい」と話せていたあの頃を思い出すと、今のパークの状況との差に寂しさを感じます。
「子供の顔よりもスマホを見てる時間が長かった」
今のディズニーは、情報リテラシーと資金力が高い人だけが楽しめる「選ばれし者の場所」になっているのではないでしょうか…
「思い出の継承」という、ディズニー最大の資産
なぜ、私たちは大人になってもディズニーが好きなのか?
それは、子供の頃に親に連れてきてもらった「理屈抜きのワクワク」が心に刷り込まれているから。
今、ひとりの母親として子供とディズニーリゾートへ来るたびに、幼い頃に父と母に連れてきてもらったディズニーでの楽しかった記憶がよみがえります。初めて家族でスプラッシュマウンテンに乗った記念で買った写真、父と乗ったダンボ、パレードやショーの情景…どれも全部大切な思い出で、幼かった頃の記憶だって鮮明に思い出せます。
その「家族と過ごした思い出」があるからこそ、また自分が親になったときに子供を連れてきてあげたいと思うんです。
今、家族での来園を「諦めて」しまう層が増えることは、10年、20年後のメイン顧客層が消えてしまう「未来の空洞化」を意味します。
目先の客単価(利益)を追うあまり、ブランドの根っこである「思い出の継承」が蔑ろにされているのではないでしょうか。
数字が物語る「ファミリー離れ」の現実
来園者の年齢層は年々上昇しています。(40代以上の増加と、若年層・ファミリー層の相対的な減少)
「お金で時間を買う層」と「システムに翻弄されて疲れ果てる層」
かつてあった「誰もが平等に魔法にかかれる場所」という魅力の変質があると感じました。
夏休みこそ「思い出の種まき」を。未来への投資プラン
売上よりも「体験価値」と「将来のファン育成」を優先する期間として、夏休みを利用した家族向けのプランを考えてみました。
「家族でディズニーお泊まりパッケージ」
お泊まりありきのスケジュール
猛暑の昼間はホテルのプールで過ごしたりお部屋で休んだりして、夕方〜夜の涼しい時間にパークへお出かけしてアトラクションやパレードを楽しむ
ファミリー特別価格設定
ディズニーホテル宿泊、○歳以下はチケット無料、ミールクーポン付与
全体の価格を抑えることで「元を取らなきゃ」という親の焦りやストレスを解消して、スマホではなく子供の目を見て過ごす時間を作る。バケーションパッケージのように高額では意味がありません。
夏は来園者数が思うように伸びていない状況から、利益よりも「家族の思い出づくり」を優先してあげるのがパークには必要なのではないでしょうか。
おわりに

企業としての資金回収や戦略も理解できます。
でも、ディズニーだけは効率を超えた「心の豊かさ」を守る場所であってほしい
「ディズニー楽しかったね!」と笑い合える家族が一人でも増えることが、結局はパークを永遠に存続させる唯一の方法なのではないでしょうか。
最後に
あなたは最近のパークについて、どう感じていますか?
もし、ひとつだけ魔法がかけられるとしたら、どんなパークにしたいですか?










この記事は、ディズニーを愛する一人のファンとして執筆したものであり、すべて私個人の自論であることをどうかご理解ください。大好きな場所だからこそ、今の変化に感じている率直な想いを言葉にしました。